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石とメンテナンス・改訂版

石とメンテナンス・改訂版---石材の基礎知識からトータルケアまで

●新井田俊二・新井田康介 著／クリーンシステム科学研究所 発行
●4,400円
●Ｂ５判168ページ（カラーグラビア16ページ　石材写真120種以上収録）
●2016年5月発売 ・ 2024年8月改訂版発売


商品概要


　石材のメンテナンスのスペシャリストである著者が、岩石の成り立ちや各種石材の特徴などの基礎知識を解説するとともに、洗浄・研磨・保護・防滑の実際を�爛函璽織襯吋↓瓩箸靴徳躪臈�にまとめた石材メンテナンスのバイブルが、装いも新たに再発刊。2016年の初版時から大きな技術的進歩を遂げたコーティング加工に関して大幅な加筆・修正を加え、クリーニング・石材研磨・防滑技術に関しても同様に修正を加えました。
　「石材メンテナンスの奥深さと愉しさをより多くの人に知ってもらいたい」との思いから生まれた本書。しかし2019年８月、著者の新井田俊二氏は志半ばで急逝。その遺志を受け継ぎ、現場主義を貫きながら商品開発と石材メンテナンスの啓蒙活動を行っている息子の康介氏によって、本書は親子２代の共著として出版する運びとなりました。
　「石を知り、そのメンテナンスシステムを知れば百戦危うからず」。正しい知識と経験を身につけることで、石材メンテナンスへの不安や恐怖の気持ちが払拭され、「奥深さと愉しさ」の気持ちに変わっていく――（まえがきより）。新たな知見の加わった本書を、建築石材のメンテナンスに携わるすべての人にお届けします！
　

目次


■グラビア
石材ビフォーアフター
　石材トラブル事例
　建築石材の鉱物学的分類
　保存版　石材ギャラリー
はじめに
改訂版発行にあたって
第１編　石材の基礎知識
第１章　石を知る
【１】岩石の成り立ち
【２】岩石の鉱物学的分類
　1．火成岩
　2．変成岩
　3．堆積岩（水成岩）
【３】石材のいろいろな分類
　1．鉱物・岩石・石材の定義
　2．石材の各種分類法
　3．国内の代表的な石材産地
第２章　石材の種類
【１】代表的な建築石材
　1．安山岩
　2．御影石（花崗岩）
　3．蛇紋岩
　4．大理石〈変成岩系〉
　5．クオーツァイト（珪岩）
　6．大理石〈堆積岩系〉
　7．オニックス
　8．石灰岩
　9．砂岩
　10．スレート
　11．凝灰岩
コラム「Ｇ684は要注意！」
【２】石材類似素材
　1．人造大理石（テラゾー）と人工大理石
　2．セラミック
　3．その他の石材類似素材
第３章　石材の加工と施工
【１】表面仕上げ加工
　1．磨き仕上げ
　2．粗面仕上げ
　3．叩き仕上げ
　4．割り肌仕上げ
　5．特殊仕上げ
　6．おもな石種の表面加工
　7．石材の製品サイズ
【２】各種石張りと仕上げ工法
　1各種石張り工法
　2いろいろな石張り仕上げ
　3表面処理と裏面処理

第２編　石材の特性とメンテナンス上の問題点
第１章　石材の特徴と物性
【１】細孔と吸水性
　1．細孔とは
　2．吸水性と吸水率
　3．吸水性とメンテナンス
【２】石材の割れ、剝がれ
　1．石材の膨張と収縮
　2．石材の割れと剥がれ
【３】メンテナンスの指標となる物性
第２章　石材特有の諸問題
【１】石材劣化の諸問題と外的要因
　1．天然素材という問題
　2．石材に内在する問題
　3．石材劣化の外的要因の問題
【２】化学物質と石材の劣化、汚れ
　1．酸性雨の問題
　2．接着剤の問題
　3．フロレッセンスと可溶性塩類の問題
第３章　石材劣化の検査と分析
【１】石材劣化の検査方法
　1．石材劣化の各種検査方法
　2．科学的分析検査

第３編　石材メンテナンスの実際
第１章　石材のクリーニング
【１】12の基本原則
　1．石種を分析する
　2．コーティングの有無を確認する
　3．汚れを分析する
　4．洗剤を選定する
　5．シミュレーションする
　6．適切なアイテムを使用する
　7．水打ちをする
　8．洗剤の反応時間を考慮する
　9．温水を利用する
　10．１枚１枚を丁寧に
　11．中和の重要性を知る
　12．スキルを高める

コラム1「素材の見極め方」
【２】日常・定期・特別清掃のポイント
　1．日常清掃における大切な２つのポイント
　2．定期清掃における大切な３つのポイント
　3．特別清掃における大切なポイント
コラム2「定期清掃時のシミ抜き作業の手順」
コラム3「酸洗いの作業手順」
【３】プロが知るべき洗剤の基礎知識
　1．pH値による洗剤の分類
　2．水系と非水系の分類
　3．界面活性剤の分類
　4．洗剤を構成する成分
【４】頑固なシミ抜きに必要な知識
　1．シミの種類とシミ抜き作業のポイント
　2．事例にみる具体的なシミ抜き方法
第２章　石材の保護
【１】コーティング剤の種類と特性
　1．有機と無機、水性と油性の違い
　2．有機高分子化合物の種類と特性
　3．無機高分子化合物の種類と特性
コラム4「遅かれ早かれ樹脂は劣化する」
【２】コーティング工法の種類と特性
　1．保護工法の種類
　2．皮膜型と浸透型
　3．３つの表面保護工法
　4．裏面保護の２つの工法
コラム5「裏面処理剤選定の基準」
第３章　石材の再研磨と補修
【１】石材の再研磨技法
　1．再研磨技法の４つの工法
【２】ダイヤモンド工法による大理石研磨10の要点
　1．大理石の再研磨は３工程が基本
　2．石種に応じてパッドを選ぶ
　3．オーバーラップの重要性
　4．１枚１枚を丁寧に四角くかける
　5．ダイヤの状態を作業途中に確認する
　6．各工程ごとに仕上がりを確認する
　7．石種に合わせてウエイト（重し）を使う
　8．石種に合わせて研磨機の動きを変える
　9．リッページをどうするのか決める
　10．フロアの石種を把握する
コラム6「再研磨を３工程で行うメリット」
コラム7「オーバーラップで作業効率を高める」
コラム8「リッページの除去方法」
コラム9「御影石の再研磨のポイント」
【３】石材の補修方法と調色のテクニック
　1．石材に欠けや割れが起きる２つの原因
　2．石材用補修材とその使用方法
　3．補修材の調色における10のポイント
第４章　防滑加工
【１】床の滑りにくさと摩擦係数
　1．滑り事故の原因と責任
　2．床の滑りと摩擦
　3．摩擦係数の測定方法
【２】いろいろな防滑工法
　1．ジェットバーナー工法
　2．サンドブラスト工法
　3．塗布工法
　4．テープ工法
　5．K-Grip工法
コラム10「K-Grip工法の手順」
【３】マイクログリップ工法
　1．マイクログリップ工法の特徴
　2．マイクログリップ工法の施工手順
第５章　ストーンケアシステム
【１】システム化の重要性
　1．石材メンテナンスのシステム化
　2．石材メンテナンスの４要素
【２】ストーンケアシステムを実行する
　1．システム運用のための４つの鉄則
　2．ストーンケアシステムの基本原理
　3．石材メンテナンスのイノベーション

おわりに
参考文献／協力企業・団体／参考ウェブサイト
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型番 0079
販売価格 4,400円(内税)
購入数 冊